映画「マレフィセント」(※ネタバレ)
観てきました。2D字幕版(わたしは吹き替えより字幕が好きなん。あと3D、好かん)。
結論から言いますと、眠れる森の美女=マレフィセント、でした!!(完)……って感じです。
物語の内容をネタバレしちゃいますと。
人間の住処と、妖精たちの住処が隣り合わせにある国で、マレフィセントは妖精世界の代表格的な存在。
マレフィセントは少女時代、人間の少年と出会い、後に淡い恋心(?)を互いに抱くようになります。が、時は流れ、人間の少年は妖精から心が離れ、野心を持つ青年へと成長し、王宮で王の従者となっていました。
資源(宝石とか、普通に落っこちてる)の豊かな妖精の森を滅ぼそうと(乗っ取ろうと)人間の王は目論み、森を攻めに軍勢を率いて来ます。が、マレフィセント(成長済み。ここからアンジー)とその森の仲間によって人間たちは蹴散らされてしまいます。この戦の影響で、王は弱り(もともと老人でした)、マレフィセントを始末した者を自分の後継者にする、と宣言。これを傍で聞いていたかつての人間の少年(ステファン)は、マレフィセントに会いに行き、彼女を油断させて薬で眠らせた後、一度は殺害しようとするものの良心の呵責(?)で実行できず、そのかわりに彼女の背中の翼をもぎ取って、これをマレフィセントを倒したという証として王に献上。ステファンは王の娘を嫁に貰い、正統な後継者となる。
目を覚ましたマレフィセントは翼が取られたショックと、そしてその激痛からしばらく動けなくなる。が、なんとか歩き出した彼女は、とあるカラスを配下にして、ステファンの様子を探らせる。と、丁度ステファンの戴冠式だった。野心から自分を騙し、さらには翼を献上することで王となったステファンに強い嫌悪と憎悪を抱いたマレフィセントは、かつての明るい妖精ではなくなり、昏く影を落とす存在となった。境目が曖昧だった森も、マレフィセントは茨の壁を築き、人間を近づけさせないようにしてしまう。
しばらくして、ステファンと王妃の間に娘が生まれる。これがオーロラ。
王女の誕生を祝うため、妖精たちが城へと訪れ、次々と幸福なまじないをかける。そこに招かれざる客のマレフィセントが現れ、ステファンへの憎悪から『16歳の誕生日、糸車の針に指を刺し、永遠の眠りにつく』呪いをかける(そばに糸車があったので、目についたのでそういうことにしたんだろうと。繁栄の証みたいなものだし)。が、ステファンを跪かせて許しを乞わせたマレフィセントは「真実の愛(キス)」によってオーロラは目覚めると呪いを付け足した。
ステファンは国中の糸車を回収、焼却して城の地下へと燃えかすを封印する。そして城からオーロラを出し、離れたところで妖精たちに育てさせる。
忌むべき男の子供であるはずのオーロラの様子を見に行っては、気持ちに反して助けてしまうマレフィセント。
美しく長じたオーロラは、マレフィセントの存在をうすうす感じ取っていて、顔を合わせた時すぐに自分をいつも見守っていた人だと気づく。
当初オーロラに懐かれることに戸惑うマレフィセントだったが、次第に彼女に深い情を感じ、かつての呪いを解こうとするも、『永遠』の呪いとしてしまったため、マレフィセントですら解除ができなくなっていた。
そしてオーロラが16になる前の日、オーロラは今の家から出て、マレフィセントたちと暮らしたいと望む。マレフィセントもこれを受け入れる。その頃丁度、他国の王子(フィリップ)と出会い、オーロラは彼を少し意識する。その出会いからフィリップこそ、オーロラの真実の愛の相手だと配下のカラス(ディアヴァル)が喜ぶが、マレフィセントは『真実の愛などない』と一蹴する。
家を出たいと育ての妖精たちに告げると、オーロラが実は王女で、呪いをかけられていることを教えられ、その呪いをかけた主がマレフィセントだと知ると、ショックを受けて飛び出し、城へと戻っていく。
結果、強すぎる呪いの影響で、オーロラは無意識に封印された城の地下の糸車のところへ導かれ、自分から糸車の針に指を刺し、眠りについた。これを阻止しようと、マレフィセントはフィリップを拉致(笑)し、城へ向かうも間に合わず、更にオーロラにキスをさせようと城に潜り込み、いざフィリップがチッスをしたものの、オーロラは目覚めなかった(苦笑)。
落胆したマレフィセントは「怒りと憎悪で目が曇ってしまっていた」と涙ながらに自分の過去の行いを悔い、生きている限り自分がオーロラを守る、と告げて額にチッスすると、彼女は目覚めた。真実の愛は、男の愛でなくてもよかったのだ(ワライ)。
オーロラは城ではなく、やはりマレフィセントたちの世界で暮らしたいと望み、城から出ようとするも、マレフィセントを待ち構えていたステファン(マレフィセントへの罪悪感や恐怖や憎悪といったもろもろの感情から、早い段階で狂人化してしまった)や兵士によってリンチされる(妖精は鉄に弱く、触れただけでやけどしてしまうことを知っていたステファンは、鉄づくしの武器や防具で彼女を追い詰めて弱らせた)。一旦オーロラを逃げさせ、マレフィセントは弱体化しながらも、カラスをドラゴンに変化させ、かく乱しようとする。
オーロラが逃げ込んだ部屋で、オーロラは大掛かりなケースにいられていた翼を見つける。それを目にして、かつてもぎ取られたマレフィセントの翼であると気づいたオーロラは(翼について、マレフィセントから聞いていたので)そのケースを壊す。翼も何故か生きていて(マレフィセントが近くにいるからか、勝手に動き出した。笑)、オーロラがケースを壊すなり、ひとりでに飛んでいく。
ステファンにどめをさされそうになっていた、絶体絶命のピンチの時、マレフィセントの背中に翼が戻る。と、彼女はかつての力を取り戻し、人間たちを翻弄する。逆にステファンを追い詰め、とどめをさそうとするも、彼への憎悪を捨てる事にしたマレフィセントはステファンを見逃そうとする。が、彼女への負の妄執がいきすぎてしまったステファンは彼女が背中を見せた瞬間、殺そうと襲いかかり、結果、城から落下して死亡してしまうのだった。
その後、マレフィセントは茨の壁を取払い、人間の世界と妖精の世界との境目を無くし、国はひとつになる。オーロラがその初代女王となるのだった。
(おわり)
……って感じです。要するに、男の裏切りから曇ってしまったマレフィセントの目(心)が、オーロラと接することで本来の自分を取り戻すことが出来た(目を覚ました)という意味での『眠れる森の美女』というお話。だから、オーロラがそれじゃないっていうお話。
感想としては。
別に、このお話は悪くないよ(汗)。道徳的な面もあるしね。真実の愛も、たしかにそれも真実の愛だわ。うん。
だけど、この予定調和的すぎる内容に、ちょっと苦笑いしちゃったというか。
真実の愛=自己犠牲、みたいなところがあるのかなと思ってました。王子に真実の愛を抱かせ、実らせるために(オーロラのために焚き付けるため)、あえて邪悪な魔女を演じ続け、ドラゴンとなって彼と戦い果てる……みたいな、そういう自己犠牲…。
普通にマレフィセント生き残ってるし、王子は通りすがりの役立たずだったという…ちょっと肩すかしを喰らった気分。
(王子は後にたぶんオーロラと恋人関係になるような雰囲気でした。けど、この物語では完全に通りすがりの迷子王子でした。笑)
悪役は、ステファンに全部押し付けられたような感じ。いや、彼もある意味、犠牲者かもしれないけど。でも、身の丈に合わない野心は身を滅ぼすってことなんだろうと。あと、半端な情で生かすくらいなら、最初からマレフィセントを殺してしまうべきだった。将来に禍根を残したわけなので。←まあ、因果応報なんですが彼の場合は。
アンジーは魔女が似合うね(笑)。あの衣装は人を選びそうだけど(頭のあれは帽子じゃなくて、角がある)、ラストの方はドレス(というかマント?というか)がなくなり、全身黒のピッタピタなボディースーツ姿になるんですが、そこが一番かっっこよかったです(笑)。あの体型羨ましいです(笑)。
最後に、マレフィセントの感想じゃないのですが(笑)、公開前の映画の予告の「ルーシー」。神谷さんがナレーションしてました!いやー劇場で聞けてよかった(*бωб*)♪<ドキドキしたお
やっぱわたし神谷さんの変してるわ…(笑)。
以上。
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