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東京喰種(トーキョーグール)&re+アニメ

同じ悲劇でも進撃とは種類が異なり、わたし個人としては東京喰種の方が好きです。というのも、人間も喰種も同等に『悪』であるというところがね。作家のセンスも段違いだし。
漫画は7巻くらいまではちらちら見ていたのですが、それ以降はご無沙汰になってました(汗)。アニメが始まるということで改めて見るようになった次第。
この漫画が面白くなってきたのは折り返し地点のカネキ覚醒あたりからだと思っています。


物語の説明は不要だと思いますが、一応導入部だけ。
主人公・金木研(以下カネキ)は大人しい読書好きの大学生。行き着けになった喫茶店で出会った美女・リゼと同じ本を読んでいた縁で、デートすることになったものの、リゼは喰種でカネキを捕食するつもりで誘ったのだった。いざ捕食されかけた時、ビルから鉄筋の束が落ちてきて、リゼは死亡する。カネキもリゼによって瀕死の重傷を負い、病院に運ばれる。執刀医の判断でリゼの内臓を移植され、手術後目を覚ますとカネキはもう人間ではなくなっていた。

『もし仮に僕を主役にひとつ作品を書くとすれば…それはきっと〝悲劇〟だ』


メイン登場人物(アニメでも出てくる人たちを中心に)
金木研(カネキケン)→佐々木琲世(ササキハイセ)
1話目のタイトルもそうだし、当人も悲劇だと言い切っているように、彼は悲劇の主人公。
父親は物心つくまえに死亡、母親は過労で死亡、母親の妹家族に引き取られたが育児放棄され、大学生になってからは一人暮らし。大学生になったと思えば、リゼに捕食されかけ、結果半喰種になってしまった運のなさ。
当初は気弱な青年だったが、アオギリに拉致られ、さらには過酷な拷問を受け続け(これで白髪になってしまう)、絶望から自身が喰種であることを受け入れ『覚醒』。拷問主のヤモリを捕食、次にトーカの弟であるアヤトを半殺しに。
アオギリでの一件から「強くなければ誰も守れない」と考え、またアオギリを調べるため『あんていく』を離れ、単独行動をはじめる(とはいえ、カネキくんを中心にしたグループは存在する)。通称『眼帯の喰種』。
強さを求めて共食いを繰り返し、CCGのレートはSSまでになる。半カク者(漢字忘れた/共食いを繰り返した喰種が半分の確率で覚醒するという姿)になってからのCCGでの呼び名は『ムカデ』(姿がムカデに似ているから。おそらくこれはヤモリから受けた拷問でムカデが使用されたところからの発想?)。が、急激な力は不安定な精神を蝕み、度々暴走してしまう。
CCGの『あんていく』襲撃時は駆けつけるものの、対峙した亜門によって重傷を負わされる。直後、はじめて有馬貴将と遭遇。有馬に圧倒され『処理』される。
続編『東京喰種re』からは、カネキとしての記憶を失い、佐々木琲世(ハイセは名無しという意味らしい)としてCCG捜査官となった(現在は一等捜査官)。有馬以上の存在になることを期待されている。また、クインケはかつて有馬が(高校時代に)使用していた物で、なんとなく歴代の使用者からエリート捜査官の系譜が見え隠れ。また、動きは有馬さんと被るらしい(有馬さんに指導されているからか)。
※アニメ版カネキくんは、アオギリに入っていますが内容短縮のためのif措置だったと思われます。原作ではアオギリには加入していません。。。


永近英良(ヒデ)
カネキくんの小学校時代からの友人。カネキくんを最も理解している人物。
カネキくんが人間としての自分を失いたくないとする理由のひとつがヒデの存在。かなり早い段階からカネキくんが喰種になってしまったことに気づいていた。カネキくんがアオギリに拉致られ、連れ去られた先も行動力と思考力とで割り出し、CCGに場所をタレコミをしたのも彼。
個人的に、作中おそらく最も頭のキレる人物だと思っている(キレるため、普段はいろんなことに気づかないようにしているきらいがある。←カネキくんもそれは気づいている)。
姿を消したカネキくんの足取りを探るため、CCGにバイトに入る。才能を見込まれてCCGの捜査チームの後方支援に加わるようになる。
あんていく襲撃時は、ボロボロになって精神が不安定になっているカネキくんを発見。彼が喰種であることを知っていたと告げる。ボロボロのカネキくんを生かすために(先で何が待ち受けているか知っているので)、人肉を食わせたようだが、それが誰のものだったのか(他人なのか、自分なのか)は謎のままになっている。
アニメでは死んでしまったが(汗)、あんていく襲撃後は行方不明扱い。生きているはず。
※作中で、彼がピエロを演じているシーンがあり、もしかしたら彼はピエロの一員なのではないかという憶測が飛んでいる。ただのミスリードの可能性も高いが、黒幕である可能性も捨てきれない。


霧島菫香(トーカ)
ヒロイン1。言葉よりも先に手が出るタイプ。ファザコン。
カネキに対して当初は当りがキツかったものの、彼の穏やかな雰囲気に亡き父親を重ねて見ているところがある。芳村の厚意で学校に通っており、将来は教師になるのが夢。
当初は出番も多かったが、カネキがあんていくから離れてからはこれといって活躍の場はない。
あんていく襲撃後は姿を隠していたが、2年後には『re』という喫茶店を四方と開いており、そこで客として偶然やってきたハイセ(カネキ)と再会する。以前の勝ち気な雰囲気は薄まり、優しげな女性になっている(精神的に成長したのか)。


神代利世(リゼ)
キーパーソンならぬ、キーグール。笑
カネキを捕食しようとしたが、事故死する。食欲も尋常ではないが、戦闘能力も高い。カネキくんが強いのはリゼの能力を引き継いでいるから。
死んだとされていたが、実は生きており、半喰種を作り出すための実験材料にされていた。リゼの出所については謎が多く、彼女が何者でどういった立場にあるのかは後に描かれるのではないかと。
※リゼの精神になっている時のカネキくんは女言葉を話す。笑


西尾錦(西尾先輩)
いわゆる噛ませ犬(おい)。カネキと同じ大学に通っている。
姉がいたが、彼女の恋人は人間だったため裏切られ、通報されて捜査官に殺されてしまった過去を持つ。
カネキくんが自分の食い場を荒らしに来たと勘違いして殺そうとするが逆に半殺しにされてしまう(笑)。後にあんていくでバイトをするようになり、人間を殺すことはなくなった。
あんていく襲撃後は姿を隠した。2年後、「オロチ」として登場し、カネキ化したハイセによってボッコボコにされる(笑)。


芳村さん(店長)
あんていくを経営している。過去、とある組織に属して命令されるまま人間や喰種を殺していた。人間の女性との間に1児をもうける。子供の安全のため手放したが、後に『隻眼の梟』という凶悪な喰種が自分の子であることを察し、自らも梟を演じてCCGの目を欺いていた。
あんていく襲撃後は瀕死になっていたものの、本物の梟によって持ち去られる。


月山習(つきやましゅう)
喰種の中ではかなり成功をおさめている金持ちの一族。美形だが変態(笑)。CCGでの呼び名は『美食家(グルメ)』。
レア食材であるカネキくん(笑)が他の喰種に食われるのは許せないのでつきまとい(笑)を開始したが、覚醒後のブラックカネキに「殺しますよ」と凄まれてときめいたり、カネキくんかちょっと好意的な発言を受けてときめいたりと、カネキくんへの執着は恋に近くなっているような気配(笑)。男性読者からは腐展開臭くなっていても、カネキくんの相手が月山さんならいいやという認識を持たれている希有な存在(笑)。というわけで、月山さんのカネキくんへの食欲は完全に愛欲も含まれている(笑)。
あんていく襲撃前に身だしなみも整えずカネキくんを止めに来たが、返り討ちにされる(笑)。カネキくんを失ったショックで、2年後も悲しみくれつつ引きこもり生活をしている様子。


笛口雛実(ヒナミ)
ヒロイン2。自分で捕食ができない喰種。母親も同様で、芳村によって人肉(自殺した人間の肉)の提供を受けていた。両親はCCGによって殺され、双方クインケにされている。
カネキがあんていくを離れる際に彼に着いて行くことに決め、あんていく襲撃前夜までは一緒に暮らしていた。2年後はアオギリに身を寄せ、アヤトと共に行動している。成長してからも「お兄ちゃん(=カネキ)」への思慕は消えていないらしい。


霧島絢都(アヤト)
トーカの弟。美少年(イケメン)さと性格が災いして、男性読者から人気がない(笑)。
アオギリに入ったのは、姉の平凡な生活を影から守るためで、時にはあえてトーカを痛めつけて危険から遠ざけようともする。トーカのファザコンぶりに苛立つ、ひねくれたシスコン(笑)。
カネキくんに思惑が見抜かれ、逆上したがカネキくんによって死なない程度に体中の骨を一本ずつ折られて「半殺し」にされた。←アニメではこのシーンは省かれた。
2年後は少々落ち着いた雰囲気になっているが、それなりに読者から人気のあるヒナミを呼び捨てにして連れ歩いていることから、「はやくハイセに半殺しにされろ」といわれている、ちょっと可哀想なキャラ(笑)。
アニメではカネキくんと組んで仕事をしていて、漫画を見てる人からするとなんだか不思議な気分にさせられた。


四方蓮示(四方さん)
身内を有馬に殺されてから復讐のために生きていたが、芳村と出会って生活を改めた。おそらく作中ではかなり強い扱いを受けている(実際に戦ってるシーンは過去の描写以外はないけど)。
要所要所で現れ、カネキくんを見守り助けている。
あんていく襲撃時には、トーカを逃がすように頼まれ、2年後はトーカと兄妹としてreという喫茶店を営んでいる。ハイセがやってきた時、すぐに反応していた。ので、ハイセの正体におそらく気づいている。


ウタ
マスク職人。喰種が顔を隠すために使用しているマスク以外にも、人間のために作ったりもしているらしい。四方さんとは少年時代から知り合い。
最終回ではじめて彼とその周辺が全員「ピエロ」であることが発覚し、かつてリゼを瀕死に至らしめたのも(ビルから鉄骨落として下敷きにした)彼(もしくは仲間)であることも発覚する。
2年後も、裏で物事を引っ掻き回して楽しんでいる。
四方さんが彼がピエロであるか気づいているのかはわからない。


ヤモリ(通称ジェイソン)
アオギリの幹部。子分はナキ。
かつては普通の(?)喰種だったが、コクリア(収容所)で苛虐的な人間から受けた拷問が元で、彼も同じような性質になってしまった。カネキくんに10日にも及ぶ残虐な拷問を繰り返し楽しんでいたが、絶望したカネキくんによって逆に瀕死に追い込まれ、捕食される。
かろうじて生きていたところ、什造に発見されてトドメをさされる。のちにカネグ(漢字忘れた)は什造のクインケ「ジェイソン」になる。


亜門鋼太朗(亜門さん)
CCGの捜査官。孤児院の養父が喰種であったこと、同じように施設で育った子供たちが養父に捕食されていた事実のトラウマから、喰種(=養父)を強く憎んでいる。
CCG側の狂言回し的存在。何度かカネキくんと遭遇し、時にはわざと逃がしたこともある(同僚にはそうとわからないように)。
あんていく襲撃時はカネキくんとの直接対決で「どうか死ぬな」とカネキくんへの本心を語っているモノローグは泣きそうになった。
瀕死になった後は、アオギリによって身体を持ち去られた様子。おそらく半喰種となって再登場してくる気配。


真戸暁(アキラ)
亜門さんのパートナーだった真戸さんの娘。
両親とも喰種によって殺害されている。亜門さんに好意を抱いているが、直接的には受け入れられなかった。
2年後はハイセの上司。ハイセ的には彼女はお母さん的立場らしい。


鈴屋什造
喰種に攫われ、飼い人にされていた。虐待され、性別も失ったため(男子だったが、アレをハンマーで潰された)、そのことに触れられるとブチキレる(ので禁句)。CCGに保護された後、捜査官へ。
身体能力が高く、虐待の後遺症で痛みにも疎いため、恐怖心がほぼ皆無。倫理観も欠落している。
あんていく襲撃で片足を失う(アニメでは切断されていなかったが)。上司の篠原も脳死状態になり、什造はそのショックから皮肉にも人間性を取り戻した。
2年後はチームを率いており、失った足は義足になっている。女装すると圧倒的美少女になる(笑)。
ハイセとはそれなりに良好な関係で(什造の方が階級は上だけど)、わたしは嬉しかった(笑)。


有馬貴将
CCGの死神。無敗の捜査官。高校時代にはもう捜査官をしており、各地を転々としてきたらしい(番外編情報)。入局したての頃に、CCGを襲撃した梟(本物)の腕を落とすほど肉薄したことがある。
身体能力が喰種を上回っており、カネキくんをして「化け物じみてる」とぞっとさせ、梟(本物)に「容赦ない」と言わしめるほど。
冷静で(喰種に対しては)無慈悲。その圧倒的な強さから、捜査官たちの精神的支柱(当人はまったく意識してないと思われ)。
作中で有馬さんがページ数を使って戦うシーンは高校時代と、対梟戦と、カネキ戦だけ。彼は部下を率いる立場にいるため、直接的に戦うことは少なくなっているのかもしれない(有馬班は精鋭で構成されているのでここに属すると出世しやすい?)。カネキ戦では愛用クインケにヒビを入れられたが、何故か楽しげに薄笑みを浮かべていた(カネキくんを怯えさせた)。また今のところ有馬さんにキズ(といっても小さいかすり傷)を負わせたのは(描写があるのは)カネキくんだけとなっている。
カネキくんが元人間だと気づかなかったら、そのままブチ殺していた可能性大。カネキくんが白秋を諳んじて冷静になろうとした時には「奇麗だな」と感想を述べている。
高校生の頃や入局時は黒髪だったのに、現在は何故か白髪。素は天才故に天然。理論立てて部下を教育しないため、「右手と左手を別々に動かすだけ」という説明に凡人はついていけない。
処理後のカネキくんの『所有権』は有馬さんにあるらしく、多忙でもハイセを気にかけている。
(ハイセ的にはお父さん的存在らしい。笑)
彼の身体能力や、白髪状態などから、もしかしたら人間じゃないんじゃないか説(カネキくんと近い存在)、また実は裏でアオギリと繋がっているんじゃないか説など、読者の間で黒い噂がまことしやかに囁かれている。


エト(高槻泉)
喰種と人間との間に生まれた。隻眼の梟。人間世界では作家をしている(作家としての能力は物書きだった母親の血か)。人間の食べ物も大丈夫な雰囲気ですが、そのように装ってるだけなのかは不明。
アニメでは完全にバレバレな扱いになっていましたが、途中まではアオギリの中ではモブ幹部の扱いで描かれていたように思います。また、梟の姿からして、梟は「男性」であるのではないかというミスリードは成功していたのではないかと思います、当初。
彼女が何故世界を憎み、アオギリを組織しているのかはまだまったく描かれていない。
最終局面では、完全に人外の化け物(カク者)となって登場。有馬さん以外は敵わなかった。
(人間との混血児は母親を死に至らしめ、誕生することは稀。母親のウキナ(漢字忘れた)が人間ながらに人肉を喰らい、胎児に栄養を与え続け誕生させた。混血の喰種は非常に強力で丈夫な肉体を持つとされる)



アニメの1期目はそこまで「?」となることはない流れだったのですが、2期は無理に8〜14巻を詰め込み過ぎたきらいを感じました。展開圧縮するためにアオギリに入ってたり、アヤトと組んで仕事してる様にも違和感を覚えたり(汗)。
また、作中の見せ場であるアヤト半殺しシーン、対有馬戦などあっさり省かれており、魅力半減(アヤト半殺しはアオギリに入る設定なのでけずられたのはわからないではないが)。とりあえずいろんなキャラを出してはいるけど、かえってそれが混乱を招いているし。漫画見てない人はほとんど内容がわからないまま終わってる残念感。
有馬さんなんかいきなり出てきて、いきなり梟と戦ってるし(本来ならカネキ半殺し後に梟と戦うことになる)。大筋は間違ってないんだけど…ストーリーとしてはかなり点数低い出来だったと思います。
よかったところは、エンディングと原作者が描き下ろしてたイラストですかね。失いながら生きてるキャラたちの悲哀はやっぱ作者じゃなきゃ描けないよ…。アニメ本編には無関係なところがよかったって褒めてもアレですが…(笑)。

やっぱ、原作の方がいいです。アニメは意味不明すぎた(汗)。カネキくんの悲劇の物語は漫画を読まないと全然頭に入ってこないね…(汗)。是非漫画をご覧ください。。。

(ちなみに喰種は、世界各国に生息しているようです。どれくらい古い時代から存在していたのかわかりませんが…)

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