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奈良の旅(2013/03/17-18)

気分転換にちょっと遠くへ行きたいなぁと思ったら、わたしは奈良に行きたくなる人です。
なんで奈良かというと。
奈良全体がわたしの性質に合ってるというか、あの『まだまだ奈良時代ですが、何か?』的なまったりムードがいい。しっくりくる。
子供の頃から歴史の授業も飛鳥、白鳳、天平(つまり奈良時代)が好きでした。
そんな超個人的な事情(?)で行き先決定。
ひとりでぷらっと行って来ようか…と思っていたところ、「俺も行こうかな(気分転換に)」と名乗りをあげたY姉とほとんど突発的なふたり旅になりました。

暇な方、興味のある方はつづきをどうぞ。

拍手[3回]

当日Y姉と新幹線内で待ち合わせして、京都着。そこからすぐに近鉄特急に乗り換えて、1日目の目的地、明日香村まで直行しました。
電車のタイミングがよくて、予定より50分はやく到着できたので、さい先がいいね!!と張り切りモード。心配していた天気も晴天で暑いくらいでした(今の時期は服装に悩むから)。
明日香村自体は、わたしは何度も来てるんですけど、やっぱ落ち着くんですよ。
何度も来てるのに、今回はじめてケッタ(※ケッタ=自転車の意/東海3県でだけ通じる単語)をレンタルしました(それまで車だった)。
ただ、これ書いていいのかわからないのですけど、レンタルサイクルの建家に行っても、係の人の姿がなくて、でもラジオの音はしてるのでまったく人がいないわけじゃないよなぁ…と1分くらいその場で待ってみる。が、やはり誰か戻ってくる気配もないので、とりあえず受付の窓をひらいて中を覗いてみたら、バイト(?)のおにーちゃん、居眠りしてはった(汗)。
「おいおい」と思いつつ、声をかけて起こそうとするものの、なかなか起きない(どんだけ熟睡。汗)。で、受付の机をバンバン叩いたら起きてくれて、おにーちゃん、すごくバビってた。
…まあ、アレだ。きっと明日香だけに流れる『明日香村時間』ってやつがあるんでしょう。うん(笑)。
別に怒ってないんだけど、おにーちゃん申し訳ないと思ったのか、割引してくれました。JAFのカード提示割引も含めて、200円割り引いてくれた(いいのかな…商売的に…)。

さあ、まずここでパーティーのステイタスを見ておきましょう。
【なこ】
基礎体力:低
機動力:徒歩、ケッタ、原付、車
コンディション:いつも眠い

【Y姉】
基礎体力:普通
機動力:徒歩、ケッタ(但し片手運転できない)、原付(但しペーパードライバー)、車(但しペーパードライバー)
コンディション:花粉症

……の二人。どうですか、この頼りなさ(というかY姉の機動力が…笑)!
そんな頼りないふたり、ケッタを漕ぎ出して、明日香村へ飛び出したのですが、いきなり方向間違える(さすが)。もらった地図を確認していたら、手紙をポストに出しに来ていたおばーさまが「どこに行きたいの?」と声をかけてくださり、丁寧に道を教えてくださった(ありがたい)。奈良の人、優しいな…。
言われた通りに進んでみると、ちゃんとたどり着けました。とりあえず巡った順に写真を含めて載せていきたいと思います(写真が多いのでサイズは小さめ)。



高松塚古墳です。壁画で有名ですね。
墳丘が急なのが特徴的。中には入れませんが、墳墓の周りはウロウロできます。
肝心の壁画ですが、隣に立ってる高松塚壁画館(入館料250円)……ぶっちゃけ入る価値なし(汗)。昔は修復された壁画見れたのに、今は模写があるだけ(別の場所で展示してんのかもしれませんが)。盗掘穴のレプリカとか、そういうのが見たい場合はどうぞ…って感じですが、わたし的には見なくてもいいかなと思いました(申し訳ないけど、250円出すほどのアレじゃないと思います)。
蛇足ですが、高松塚古墳一帯は公園になっており、これ、方向がわからないとこの中でまず彷徨います(笑)。


ケッタで恐る恐る方向感覚だけを頼りに走り出して無事到着した鬼の雪隠。トイレです。
鬼とつくからには見ないとね…というわけです(笑)。ちなみに周囲は畑です。


雪隠のすぐそばの小高い場所にあるのが、この鬼の俎。
これで鬼が人間さばいてたそうです((>д< ;)))

ここから移動をまた開始し、ゼーゼーいいながら到着したのが、天武・持統天皇陵。

こちらも小高い場所で、階段がきついです(笑)。ここら辺(天智・天武・持統天皇)は飛鳥時代の代表格ですからみなさん、ご存知のはず。わからない場合はまず入門編として『天上の虹』を読みましょう(明日香村でも売ってます。笑)。

次は亀石に向かうはずが、またもルートをはずれてしまい(つまり、彷徨った)、順番的には折り返し地点になっていてもおかしくはない飛鳥寺を目指すことに。
高層建築がないってすばらしい。寺らしきものを目指せばたどり着けるんだから!!笑

写真がちょい回転してるのが気になる…(笑)。
飛鳥寺に到着した時には「お腹空いた。何か食べたい」とか言い出していて、飛鳥大仏様をおがむこともなく、立ち去ったのでした(ご、ごめんなさい…)。
(お寺のすぐ脇にある民家の庭先にいた柴ワンコがきゃわいかった。日向ぼっこしながら「何か用?」って目でこっち見てていやされた…)

ちなみに、正面から入ってこなかったので(彷徨っていたから。笑)、裏手(というか西門)方向から突入すると、道すがら『蘇我入鹿の首塚』(といわれている)を通り過ぎることができます。

首塚のある場所まで戻るのがアレだったので、飛鳥寺の駐輪場から撮影(わかりづらいのでちょっと写真大きめ)。
首塚があった辺り、当時は宮の敷地だったみたいですね。今では普通に畑や田んぼに囲まれちゃってますけど…。

ここからほぼ道なりにまっすぐ行くと、これまた田んぼや畑の真ん中に伝飛鳥板蓋宮跡(復元)があります。

ここは当時の天皇たちが宮を置いた場所です。中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我入鹿を暗殺した場所ともいわれております。

Y姉が引きちぎってきたガイドブックの頁(笑)を頼りに、食事できる場所を探した結果、明日香村役場の前にある『珈琲さんぽ』さん(カフェ)に入りました。
はじめはカレー頼もうか…と思っていたのですけど、これからまたゼーゼー言わなきゃいけないのに、カレー食べたらもっとゼーゼーなことになるよね…ということで、お腹に優しいものを選びました。

パンとスープのセットです。パンも熱々だったし、スープも具沢山で、思ったより食べ応えがありました。美味しかったです(さらにケーキもふたりで1皿を分けて食べた。笑)。

ちょっと休憩が出来たところで、再び飛び出すふたり。
本当はこのあと、亀型石造物を見に行く予定だったのですが、小高い場所にある…というので、「体力的に無理」と判断して、折り返し地点になる石舞台古墳へ。

明日香村といえば、石舞台古墳が一番有名なのかな(教科書にも載ってるよね)。石舞台古墳を見るためには250円必要です。
どうでもいい情報ですが(?)、そばで見なくてもいいなら、車道からふつーに覗ける場所があります。車で通る度、気になってました(わざとそうしてあるんだろうけど…)。


中。というか、天井。人がわらわらいたので、石室内部の写真はあれこれ撮れませんでした。
蘇我馬子の墓とされていますが、どうなんでしょうね…。墳丘はいつごろなくなったのでしょうか。完全に晒されてますけど…。
昔から墳墓の様子や、石室内部のあれこれに疑問を持っているのですけど、この場で解説はされていません。何故か…。

奈良の人たちなのか、別の地方の方なのかは知りませんが、明日香村にある大きめの公園にはどこも家族連れでお弁当を持って、ボール遊びとかしてる方々がたくさんいて昭和生まれの人間としては、正しくて懐かしい家族風景をたくさん見せてもらいました。


ここからは、行きそびれていた亀石を目指しました。
迷うほどの場所じゃなかったのですけど、またも普通に彷徨ってしまったのですけどね(苦笑)。

植え込みの影になってて、愛嬌のあるお顔が見づらいですね(汗)。

この辺りまでくれば、見覚えのある土地になってくるので迷うことはありませんでした(笑)。
そのまま駅へ戻り、レンタルサイクルを返却。
それにしても、レンタルサイクル、かなり車体が柔いです(=安物のケッタ)。ハンドル、サドル、タイヤ、どれをとっても柔い。ので、その分、身体に負担を感じてしまう。
そして油断したらチェーンが外れそうな音がしてるんだよ、これ(笑)。もうちょっとお金出してもいいから、いいケッタをレンタルしてほしいなと思った(マウンテンバイクじゃない、いいケッタを。とくにタイヤが太いしっかりしてるタイプの)。

その後は、電車に乗って、近くの橿原神宮へ行きましたよ。

神武天皇陵までは足をのばしていませんが、同じ敷地にあります。
しかし、橿原神宮…広いし、デカイ。パーツひとつとってみても、ただデカイ。それに奇麗です。
伊勢神宮のお札も置いてあったので、伊勢派の神社。というわけで、こちらでお守りをいただきました(仕事守りを)。
毎年その年の干支の、デカイ絵馬を飾るのがここの習わしだそうです。


わたしたちが気になったのは、この看板。↓

散歩はいいけど運動はいかんらしいです。しかも犬だけを誇張してるところを見ると、その他動物に関しては不問というこでしょうか…(;  ̄ェ ̄)

Y姉は明日香村から気になってしょうがなかったらしい埴輪まんじゅうを購入していました(会社のお土産に)。モチーフはいろいろあったのですが、その中でも馬の埴輪まんじゅうが可愛かったです。。。

その後、再び電車に乗って奈良中心部へ。
今回、あの(?)「奈良ホテル」に宿泊しました。古き良きな本館の方です。
一度チェックインをしてホテルを飛び出し、夜ご飯へ旅立ちました。
すでに時間は夜に近づいていて、ならまちに入ったはいいのですが、街灯も少なくてぜんぜん周りが見えない(汗)。散策地図を見ても、迷ってしまう始末(笑)。なので、ここはおとなしくiPhoneにナビゲートしてもらうことにしました(最初から使えよって話なんだけど、負けたくなかった。←何に?笑)。
そしたら、すんなり目指していたご飯屋さんにつきました。うん(笑)。

…この人、どんだけハンバーグ食えば気が済むの……みたいな状態になってます。オムライスとハンバーグ食わせとけばとりあえず大人しいです(餌付けする時は是非)。
セットで出てきたお味噌汁にふたりでいやされる。疲れた時はみそ汁だな…やっぱ。

早々に街が終わっているので、食後は大人しくホテルへ戻る。

ホテル外観。

正面玄関。

廊下。
補正して、この質です(iPhoneのカメラは夜はからっきしだな。汗)。すでに粒子が荒いので、これ以上の補正はアレかなと。
後から、どうして朝にもう一回写真撮らなかったんだろって思ったりした(笑)。

新館の方は普通のホテルのお部屋ですが、こちらの本館は100年経ってるので、なかなか骨董品状態です。常に修繕してないと駄目みたいな(工事業者の人が普通に館内にいた)。
ロビーや廊下、お部屋の内装を見ていると愛知県にある(ほぼ岐阜だけど)「博物館明治村」(知らん人はググれ。愛知県の小中学生には、リトルワールドと並びメジャーな遠足場所)。の施設のひとつに泊まっているような感じがしました。
夜は昔の洋館ゲーだったバイオハザードの雰囲気があったりして、廊下にかかってるツルハシになんかすごく滾るものを感じた(いつでも出てこいや、ゾンビ!みたいな。笑)。
お部屋に関しては、たぶん、昔はお部屋が二間続きだったんじゃないかという枠が壁についています。従って、狭い(天井は高いのだけど)。お風呂やトイレも後付けだから、ビジネスホテルのユニットバスみたいな狭さ(笑)。

お部屋でどう森の通信をしてたのですが、Y姉がわたしの村のデパートに突撃してきて、グレースの高級家具を中国人観光客のように買いあさっていきました。
そんな感じで一日目終了。



二日目は、早起きをして朝食の前にY姉が希望した春日大社へお出かけ。
しかし、歩くと遠いこと。
奈良公園内にあるとはいえ…往復何キロ歩いたんだろうね…ってくらい。朝なので活発さに欠ける鹿たちを横目にしつつ…ゼーゼーいいながら(Y姉にいたっては自ら公園内のスギの木の花粉に襲われつつ)たどり着いたけどまだ社務所はやってませんね、な春日大社。

こっちは裏手なのかな(表の方は東大寺側の方?あまりそのあたりわかってない)。

鹿さん、拾い食いでŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"(๑´ㅂ`๑)ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"してた…。

本当はここのハート形の絵馬に、「かざちづ公式CP化!子孫繁栄!」みたいなこと書いて来て上げたかったんだけど、社務所ひらいてないし…(早過ぎて)。残念。

もと来た道をかえって、ホテルで朝食です。


(写真にはありませんが、飲み物、シリアルもこれについてきます)
朝食は3種から選べます。また、その中でもさらに、細かくオーダーをチェンジできます。自分だけの朝食がカスタマイズできる仕組み。
ハイクラスのホテルは朝食のスタイルでそのランクがよくわかりますよね。わたし面倒くさがりなので、バイキングより給仕してくれる方が好きです(贅沢)。

ダイニングを出ると、ホテルをちょい探検。


その後はホテルでちょいまったりして、雨が降り出さないうちにチェックアウト。
ならまちを散策してお土産を買いつつ、お昼ご飯…と思ったのですけど、朝食が存外お腹にたまっていて、なかなかお腹が減らない…。
ので、近くの興福寺へゴー!
興福寺の写真、一切撮ってないです(汗)。
今、中金堂が再建中なので、おっきいプレハブは見れます(南大門もいずれ再建されるらしい)。
久々に興福寺の国宝館へ入ってみました(600円)。
2010年にリニューアルしたそうです。展示物を東京などに巡業に出している間に建て替えたのでしょう(たぶん)。
リニューアルする前の国宝館は展示方法も昭和的で、ガラスケース越しにしか眺められなかったのですが、リニューアル後はナマです。ナマで見れるものが多くなりました。
阿修羅像とその他8部衆も高い位置で、よこ一列に並んでいて、昔よりずっと圧巻な展示になりました。が、8部衆なのに一体足りません。どうやら過去の震災で下半身を失い、現在は上半身だけになってしまったからというのが理由なようです。
八部衆は迦楼羅を除いて、みんな賢そうな少年フェイスで少年体系です。奈良時代は写実的な作りになっているので、身体のパーツや筋肉のつきかたなど、わりとリアル。
奈良時代生まれの彼らが、破損はしても長らく存在し続けられたのには、乾漆造だから。火事や震災になった時、人間ひとりで一体を持ち運べるほどの重量しかないからだそうで…。
しかし、この国宝館。めちゃ、心が洗われました。ありがたい仏様だらけ。600円以上の価値ありだと思います。
(これだけ奈良に滞在して、仏様見たのは興福寺だけっていう…。←あとはどちらかといえば遺跡巡り…)


興福寺を出た後は、予定よりちょっと早いのですが帰宅することにしました。
近鉄奈良駅で家族へのお土産に大仏プリンを購入し、京都へ。新幹線のホームでY姉とお別れをして地元に帰ってきました。…そしたらすっごい雨でなえたわぁ…(笑)。

とっても疲れたけど、とっても気分転換になって素敵な旅だったと思います。やっぱ奈良好き!!

自分用のお土産に買ってきたクッキー(笑)。かわいい…。
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